会長挨拶(2021.9.14)

 新型コロナウイルスに対応される医療従事者を始めとする皆様に心より敬意を表すともに、罹患された皆様に心よりお見舞い申しあげます。また、各道場の先生におかれましては様々な制約がある中、雲心月性のお気持ちで柔道普及に取り組まれていることに、ただただ頭が下がる思いです。

 現在の柔道界を取り巻く環境は全柔連の登録者数の減少の推移を見ても甚だ厳しい状況が続いております。その中で筑豊地区の登録者数は各道場の先生のご努力のおかげで上昇傾向にあり、中学校の部活動における柔道部の数も微増ではありますが、底を打った感があります。今後、地区内で高校進学後も柔道を続けていける環境の整備を課題として取り組んで参ります。

 本年は東京オリンピックが開催され、柔道宗家の日本の面目躍如といった活躍は、今まで柔道に触れたことがない方々へ十分にアピールすることができる機会であったと思います。これを機に筑豊地区での柔道人口の増加と更なる発展のために、柔道協会として新しく取り入れていかなければいけない事は勇気を持って改善に取り組み、守っていかなければいけない部分は大事に後世に残していく所存です。

 嘉納師範の唱えられた社会に貢献できる人材の育成をなすために、更なる柔道界の発展の為に一意専心して参ります。これからも筑豊柔道発展のため、皆さまのご指導ご鞭撻、ご協力を賜わりますようお願い申し上げます。

筑豊地区柔道協会
会長 小茂田敦